衆院本会議で、就任後初の施政方針演説をする高市首相=2月20日(写真:共同通信社)
高市早苗首相を支持する理由を200人に聞いたら、最も多い答えが「女性」だった――。そんな記事が、SNSで話題になっていた。朝日新聞が、高市内閣を支持する有権者を対象に広島市内で聞き取った結果を、総選挙の投開票日当日夜にデジタル版で配信したものだ。
高市氏支持理由のトップは「女性だから」
記事によると、支持理由を尋ねる記者の問いに対し、一言目に返ってきた言葉で最多タイだったのが「女性」で、34人(17%)が回答。そのうち30人が女性だった。「同じ女性だから応援できる」「女性初なので頑張ってほしい」「気がつくところが女性と男性で違うと思う」などの回答があったという。
長く「ガラスの天井」と言われ続けた政治の世界。アメリカですら女性大統領が誕生していない中で、女性首相の誕生は実際、大ニュースではあった。
圧倒的に男性議員が多い日本の国政。前回、今回と総選挙で当選した議員のうち女性はわずか15%前後だった。そんな中にあって、多くの有権者が、政治の刷新への期待を見出したのだろう。世襲議員でない点の方がよほど理由として挙げられても良いものの、それに触れた回答は少なくとも記事を読む限りなかった。それよりも何よりも「女性」であること。それが、支持理由。
自民党に対抗し、立憲民主党と公明党の衆院議員で結党した中道改革連合が選んだ代表2人がいずれも高齢男性だったことも、女性自民党総裁の刷新感に拍車をかけた。周りがおじさんだらけであればあるほど、女性であるというだけで目新しさや変化した感じをまとうことができてしまうお寒い現実。では、実際に古い政治は刷新するか。
評価はまさにこれからだが、現時点ですでに相当怪しい。
