「強い日本」とは

 高市は「強い日本」にするという。そのために、防衛力の拡充、インテリジェンス機能の強化などを挙げている。

 武器輸出に対する規制を撤廃することを狙っているが、海外から日本製武器が大量に購入されるかどうかは疑わしい。

 また、インテリジェンス機能を高めるために国家情報局を設置するというが、スパイ防止法のような法律の設計は簡単ではない。

 高市は、憲法改正や皇室典範を改正する意欲を示している。前者については9条の改正であろう。また、後者については、高市は、女性天皇や女系天皇に慎重で、皇位継承は「男系男子」が継承すべきだという意見である。そのため、旧皇族の皇籍復帰などを通じて男系男子の継承を維持・強化することを狙っている。

 3月には高市が訪米し、日米首脳会談を行う。どのような議論がトランプとの間で展開されるのか。

 80兆円の対米投資の第一弾が始まった。まずは、日米間で、2月18日、ガス火力発電所建設、アメリカ産原油の輸出インフラ、人工ダイヤモンドの三つの案件を選定した。

 一方で、2月18日夜の記者会見でも、高市は「国内投資が不足している」と強調したが、他方では80兆円もの対米投資を行う。これは、石破内閣のときに決まったとはいえ、同じ自民党政権として、この矛盾については、きちんと説明する必要がある。