衆院選が公示され、第一声をあげる自民党総裁の高市早苗首相。左は日本維新の会の吉村洋文代表=1月27日、東京・秋葉原(写真:共同通信社)
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 1月27日、衆議院選挙が公示され、選挙戦が始まった。様々なメディアが獲得議席予想を行っているが、まだ序盤戦であり、今後の展開次第ではどうなるか分からない。電話で行う世論調査の信頼性にも問題がある。雪国では、豪雪で党票に行くのもたいへんで、気候の影響も受けやすい。

序盤戦情勢調査では「自民、単独過半数も」の結果

 1月29日、読売新聞と日経新聞が選挙の序盤戦情勢についての調査結果を公表した。いずれも「自民党、単独過半数の勢い」、「中道伸び悩み」という内容である。

 両社は、電話調査を共同で行っており、結果が同じようになるのは当然である。電話は固定電話と携帯電話、インターネット調査も行っている。

 この調査結果の背景にあるのは、第一に高市人気が自民党人気に波及しているという判断である。

 その点に関連して、高市人気のおかげで、これまで参政党などに流れていた保守層の自民党回帰が進んでいるという。ただ、参政党は、多数の候補者を擁立しており、とくに比例選で議席を増やしそうである。

 第二に、中道改革連合は発足したばかりで、有権者の間に浸透していないということである。しかも、かつては敵であった者が急に味方になったので、現場では混乱が生じている。中道が候補者を立てない選挙区では、公明党支持者がどの党の候補者に投票するかが不明である。

衆院選が公示され、第一声をあげる中道改革連合の斉藤鉄夫共同代表=1月27日、堺市(写真:共同通信社)