リアリズムを「米国第一」に適合させる専門家が周辺を固める
6日パリで開催されたウクライナ支援の有志連合会合に合わせデンマークを支持するため「グリーンランドおよび北大西洋地域の主権と安全保障に関する共同声明」が急遽まとめられた。英・仏・独・伊・ポーランド・スペイン・デンマーク7カ国首脳が声を一つにした。
「北極圏の安全保障は欧州にとり主要な優先事項。国際社会と大西洋をまたぐ安全保障にとって極めて重要だ。北極圏の安全保障は米国を含むNATO同盟国と連携し、主権、領土保全、国境の不可侵性を含む国連憲章の原則を順守することによって集団的に達成されなければならない」
こうした喧騒の中、英紙デーリー・メール(1月6日付)は米国がグリーンランドに軍事行動を起こすリスクを5段階で2番目に低い1と評価する。リスクが高いのは昨年6月に核施設を攻撃したイランで4。メキシコやコロンビアは2、キューバ、パナマは1、カナダはゼロだ。
第2次トランプ政権の外交・安全保障を読み解くのは難しい。第1次政権ではジェームズ・マティス国防長官ら「大人」たちがトランプ氏の暴走を抑制した。第2次政権ではロシアより中国を優先するリアリズムをトランプ氏の「米国第一」に適合させる専門家が周辺を固める。