赤旗スクープに反論、そして「もはやカオス」に
追い打ちをかけるように終盤には、不記載問題により非公認となった候補者が支部長を務める選挙区支部に、党が計2000万円の活動費を支給していたと報道された。
◎しんぶん赤旗「裏金非公認に2000万円 公認と同額 自民本部が政党助成金」(2024年10月23日)
首相は、違法性はないとして「偏った見方に負けるわけにはいかない」と反論。党は「事実を曲解して極めて精緻に誤解を誘導するもの」と明記した通知を候補者らに出した。
他方で非公認となった候補者からは活動費支給に対し公然と「ありがた迷惑」との声が上がった。党内からは「反論するから余計に政治資金が争点となってしまいかねない」との懸念が出た。「もはやカオス」(関係者)との声も漏れた。
ギャラリーページへ
このような状況により、選挙期間を通じて自民党支持は一貫して下降トレンドとなった。