「イスラエルの手が届かない場所は中東にはない」

 イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は9月30日「彼ら(イラン人)の自由は人々が考えているよりもずっと早く訪れるだろう。その日が訪れれば、その体制が5つの大陸に築いたテロネットワークは破綻し、解体される」と国民向けに演説した。

「イスラエルの手が届かない場所は中東にはない。自国民を守り、国を守るために、われわれの手が届かない場所などない。われわれの2つの古代民族、ユダヤ人とペルシャ人は最終的に平和を手に入れるだろう」とイスラエルの安全を守るためには一切妥協しない姿勢を鮮明にした。

 英紙デーリー・テレグラフ(10月6日付)は「世界は中東情勢に注目している。次の動きが壊滅的な、さらには核による大虐殺を招くのではないかと恐れている。イスラエルとイランは全面戦争の瀬戸際に立たされている」と報じている。

「イスラエルは今、中東の情勢を変えるために過去50年間で最大の好機を迎えている。今こそ行動を起こし、イランの核開発計画と主要なエネルギー施設を破壊し、テロ政権を致命的に弱体化させなければならない」(イスラエルのナフタリ・ベネット元首相)