1月21日、ダボスで演説するトランプ米大統領(写真:ゲッティ=共同)
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[ロンドン発]ドナルド・トランプ米大統領は1月21日、デンマーク自治領グリーンランド領有に反対する欧州8カ国に10%の追加関税を課す脅しを撤回した。米株式市場は一斉に反発した。これに先立つダボス演説で領有の意欲を示しつつも「武力は行使しない」と述べていた。

トランプ氏、ダボスで「米国の経済成長が世界経済を牽引している」と持論展開

 トランプ氏は世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)の演説でグリーンランドについて「われわれの領土だ。国家安全保障上の核心的利益。米国以外いかなる国も安全を確保できない」と改めて主張。米国の経済成長が世界経済を牽引しているという持論も展開した。

「米国経済は昨年4月の国際通貨基金(IMF)予測の2倍のペースで成長する見込みだ。米国はこの地球上の経済エンジンであり、米国が好況に沸けば世界中が好況に沸く。それが歴史だ。米国が不調になれば世界全体が悪くなり、世界もわれわれの下降に続くことになる」

「世界はわれわれの上昇に追随し、かつて誰も到達したことがない、私自身も到達したことがないと信じているような高みへと至るのだ。こんなに早くできるとは思っていなかった。1年以上、おそらく1年1カ月ほどかかると思っていた」と豪語した。