軍需産業を潤すことで社会騒乱を収める

 当時、軍需産業の拡大は労働者にとって、最もありがたみのある政策でした。まず賃金は民需産業に比べ20~30%程度も高かったからです。しかも軍需産業は国内外の企業

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