出題者の観点で問題を見る

 そこで次に、必ず合格する「秀才を演じる法」を伝授しましょう。

 それは、端的には「過去問」の分類と分析、そして「出題者」の観点で同一傾向の問題が出せるようになること、採点基準を念頭に点を与える観点で向き合えるようになることなんですね。

 そうすると8、9割以下の点は、ほぼ取りたくても取れないようになります。「採点者の視点」です。

 その「採点基準」のなかで、場合により最低ラインの劣等生答案も「演じ」れば、そこそこの「平均点」程度の解答も「演じ分けられ」、あらゆる出題ポイントの痒いところに手が届く「秀才も演じる」ことができる。

 こうなると自由自在です。

「出題者」は、出すだけでなく「採点者」もやらなければならないですから、ありとあらゆる「誤答」も目にする。

 子供でも、プロの棋士とか、こういうことが万全にできるでしょう?

 ここの指し筋で失敗したとか・・・。全く同じことです。冷静に考えてみてください。

 高校でも大学でも、受験というのは、出題範囲が決められていて、問題作成者(私も当然、日々問題を作ります)というのは、ルールに従ったなかから、有効な問題を作ることを考える仕事です。

 ここでもう一つ、「試験問題出題の極意」もお伝えしておきましょう。

 それは、難問奇問で誰も答えられないと、選抜試験の意味をなさないということです。

 実力無関係の難問を出したらどうなるか・・・? 

「零点平野」が延々と続いて、合格不合格を分けることができず、試験として使い物になりません。

 つまり、適切に得点してもらって、それが最後まできちんとつながると満点級、という誘導尋問みたいなことになっている。