下の百人一首をAIが曲解して出力した画像のなれの果て、不思議な漢字も登場

想像を絶する画像が生まれるのはなぜ?

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百人一首:これやこの 行くも帰るも分かれては 知るも知らぬも逢坂の関(蝉丸)

 1月25日に東京・渋谷スクランブルスクエア、QWSで実施する東京大学の社会価値還元授業「指揮者はいかにして全メンバーの最大能力を引き出すか? ・・・経営者・管理職のための『題名のない指揮講座』」(QWSアカデミアスペシャル)。

 多くの方にお申込みいただき、この場を借りて感謝をお伝えします。また実習は枠が余っており、ぜひ実際に現場で手を動かして、経験をご自分のものにしていただけたらと思います。

 今回は東京大学の「AI―STREAMM」授業、小学1年生からの生成AI、大規模言語システムを用いる実習のカリキュラムをご紹介しましょう。

 ちなみに、STREAMMとはScience Technology Reflection Ethics Arts Mathematics and Music(科学・技術・熟慮・倫理・芸術・数学と音楽)の7科目を総称する私たちが勧めている教育の基礎コンセプトです。

 冒頭の画像は、元来、藤原定家撰になる「小倉百人一首」第十番、蝉丸の歌

これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関(あふさかのせき)

 を(1)まず英訳し(2)最小限のモデュレーションを施し(3)逆翻訳して日本語にするプロセスを繰り返し、テキスト入力から生成させた画像の「なれの果て」の一例です。

 モニター校である東京都あきる野市にある菅生学園小学校(1年生から6年生まで全校生徒)、また東海大学付属菅生高等学校中等部(中学1年から3年まで全校生徒:今年度はすべて私自身が授業しています)の児童、生徒たちは、エイリアンやら触手やらが出てくる「百人一首」のミュータントに声を上げて反応してくれ、同じように(教育用にセキュリティを施した)AIシステムで「俳句」や「和歌」そしてそれらを変形して静止画や動画を入出力する実習で、やはり手を動かしながら、AIを活用する利点、AIに振り回されないリテラシーなどを、単なる操作性の知識だけでなく、演算原理から理解して学びます。

 その一端を具体的にご紹介しましょう。ちなみに本稿では静止画はグーグルの生成AI「Gemini」で、動画はオープンAIの動画作成用の生成AI「Sora」で、すべて私自身が出力したものを使いました。