AI以降世代の「社会的情動スキル」を伸ばせ!(小学生が「第九」指揮に挑戦、2025年11月21日調布グリーンホールでの「指揮教室」)Photo by GakAz

非認知能力向上プログラムの重要性

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 新しい年を迎えました。社会経済、内政外交様々な問題が気になりますが、何であれ新しい年です。新しい発想でいままでになかったチャレンジを始めるのには格好のタイミングです。

 また社会のAI化、DX(デジタル・トランスフォーメーション)化も何であれ進んでいます。

 昨年は私自身も教室に立って小学1年生から6年生、中学1年生から3年生まで、モニター校の児童生徒を教える機会をもち、子供たちのコミュニケーション能力にも世代による違いを感じました。

 こうした傾向はスマートフォンの普及とともに顕著になった面があり、私たちは子供から成人まで幅広い層に向けて「非認知能力」育成プログラムを策定、実施しています。

 1月25日からは東京・渋谷の駅ビル、スクランブルスクエアの「渋谷QWS」で大人のための「指揮者はいかにして全メンバーの最大能力を引き出すか?(QWSアカデミアスペシャル 東京大学)」をスタートさせます。

 元々は20世紀、私としてはテレビ番組「題名のない音楽会」監督時代に芸能人を対象にタッチし始めたものでしたが、1999年に大学に移ってからは子供の教室として、また2012年からは大人のための教室もスタートしましたので、かれこれ30年になります。

 近年は「AI以降の非認知コミュニケーション能力育成」に焦点を絞るようにしています。

 本プログラムは東京大学の社会的価値還元事業として入場無料(ただし要予約)ですので、ご興味の読者にはぜひ1月25日、渋谷駅の駅ビル「スクランブルスクエア」15階、QWSにお運びください。

 今回はこの取り組みと、先立って前回行った子供のための「指揮教室」を実施した「1本編成」による「調布の第九」(ソプラノの新藤昌子さんが実行委員長を務められました)での演奏、そしてそれを支えてくださった「猪狩光弘ステージマネジャー」のお話を、年初にあたって記したいと思います。