2.軍事力第2・3位の中国、ロシアが支援

 日本や韓国の周辺には、軍事力世界第2・3位の中国とロシアが、日本海や東シナ海を隔てて存在している。

 韓国からしてみれば、北緯38度線で北朝鮮と接し、その背後には陸続きで、中国とロシアが存在する。

 北は、1961年に中国とは、現在も朝鮮半島有事の場合いつでも自動で軍事介入できる「中朝友好協力および相互援助条約」を締結し、70年近く存続している。

 ロシアとは軍事介入の仕組みはなくなったが、2000年に露朝友好善隣協力条約を締結している。つまり、北と中露は、強い協力関係にあるということだ。

 北は今年、口径が300ミリと400ミリより大きい多連装ロケットの発射実験を行った。

 これらのロケット本体と発射機が中国製の「WS-1・2型多連装ロケット」に似ている。

 これらのロケットは、中国の「北斗」測位衛星システムの誘導を受けて、飛翔軌道を変更する技術を保有し、さらに命中精度を高めているようだ。

 これほど大型の多連装ロケットは中国と北を除いて世界には存在しない。中国軍の兵器と完全に同一ではないが、極めて似ている。製造も運用も、中国が軍事支援を行っている証拠であろう。

 5~8月にかけて発射した北朝鮮版イスカンデルは、ミサイル本体や移動発射機(TEL)がロシアのイスカンデルミサイルと酷似している。

 実際、韓国軍はミサイルが下降段階で再上昇するロシア製イスカンデルに似た飛翔特性を確認している。