北朝鮮が発射したロケット砲を報じる画面をソウル市内の鉄道駅に設置されたテレビで見る人々(2019年8月1日、写真:AP/アフロ)

 北朝鮮が、超大型(多連装)ロケット射撃を実施した。

 8月・9月に続く3度目だ。3回の実験を通してその能力を見ると、飛翔距離330~380キロ、高度40~100キロであった。

 つまり、通常の多連装ロケットの能力をはるかに超え、低高度で約400キロもの距離を飛翔することができる。

 北朝鮮(以後、北)が、

①これまで、イスカンデル版ミサイルや300ミリ多連装ロケットを、飛翔の途中で軌道を変更させ岩礁に命中させていること

②このロケットが、誘導可能な中国の大型多連装ロケットに酷似している

 ことから、この超大型ロケットも、GPS誘導で、軌道を変更でき、目標に正確に命中させられると評価すべきだ。

 超大型ロケット(以後、ロケット)を、平壌の北から2度も発射したことにも、戦術的に重大な意味がある。

 この原稿は、「親北政策の裏で進む韓国殲滅計画~北朝鮮・中国固有の長射程・多連装ロケット砲の恐るべき威力」(JBpress、2019.10.3)の続編である。