法廷で平気で嘘をつく加害者たち、裁判官はその嘘も情状酌量の理由にするのか
札幌の重傷事故の加害者と、津市の死亡事故の加害者には、「不正改造」という共通項がありました。いずれも、車検時はノーマルの部品で検査を通し、それを済ませてから不正改造を行う、つまり、違法行為と知りながら法律を破る「嘘つき」の確信犯です。これは「過失」ではありません。そして、こうした悪質な行為が結果的に命にかかわる重大事故につながっているのです。
それにしてもなぜ、法律で規定されている保安基準を破り、わざわざ安全性を軽視してまで、こうした違法改造を行うのでしょうか。私の取材実感では、不正改造をする運転者はもともと遵法意識が低いため、事故に対する危機感が薄く、裁判においても「宣誓」を平気で破ります。裁判官にはこうした被告たちの特性をしっかり見極めていただきたいと思います。
晴琉くんの死亡事故から4年目となった今年の1月7日には、民事裁判の第一回期日が津地方裁判所で開かれました。両親はこれまでの苦しみを裁判官に懸命に訴え、加害者に対する尋問も近々行われることが決まりました。
晴琉くんのお父さんは語ります。
「刑事裁判での被告人のうわべだけの反省の言葉を、どうすれば信じられるでしょうか。いったい、誰が被告人を監督し、更生させるのでしょうか……。きっと私たちと同じ思いをされている方が大勢いらっしゃると思います。晴琉の無念を晴らすためにも、民事裁判ではその問題についても訴え、これでよいのか追及するつもりです」







