2025年12月12日、スノーボードW杯、張家口大会 、男子ハーフパイプで優勝した平野歩夢(左)、2位の戸塚優斗、3位の平野流佳写真/共同通信社
(松原孝臣:ライター)
今大会「史上最強」の選手が揃う
スノーボードはハーフパイプ、ビッグエア、スロープスタイル、スノーボードクロス、パラレル大回転の5種目が行われる。それぞれ男子と女子が実施され、スノーボードクロスは混合団体も含む。
多くの種目があるスノーボードは、今大会、「史上最強」と言っていいくらい、有力選手がそれぞれにいる。
まずはハーフパイプ。真っ先に名前があがるのは平野歩夢だ。今大会が4度目のオリンピックになる。15歳で初めて出場した2014年ソチで銀メダルを獲得すると、2018年平昌でも銀メダル。2022年北京で、ついに金メダルを手にした。北京の前年にはスケートボードで夏季大会である東京オリンピックに出場したことも話題となった。
今シーズンはワールドカップ第1戦に出場し優勝と健在。ミラノ・コルティナへ向けて「自分の限界を超えていけるか。超えられれば結果がついてくると信じたいです」と抱負を語る。新たな高難度の技の習得にもチャレンジしているという。
1月18日、ワールドカップ第5戦で転倒し負傷。その影響は懸念されるが、順調な回復を祈りたい。
平野だけではない。昨シーズン、今シーズンを通じて、日本の上位選手が出場しなかった1大会を除き、ワールドカップでは表彰台を独占した3大会を含め、日本の選手が必ず複数名、表彰台に上がっている。この事実が物語るように、高いレベルで層の厚さを誇る。平野のほか出場するのは戸塚優斗、平野流佳、山田琉聖。全選手がオリンピックでも表彰台を狙える実力を持つ。
一方の女子も実力者ぞろいだ。昨シーズンの世界選手権銀メダルの清水さらは、2度の怪我によりブランクがあったが1月のワールドカップ第5戦で復帰、10位で終えた。ここから状態をあげていけるかが鍵を握る。北京オリンピック銅メダルの冨田せなも今シーズンのワールドカップ3戦に出場、2位1回、3位1回と上位に食い込んでいる。小野光希はワールドカップ第4戦で優勝、北京9位の雪辱を期している。工藤璃星も開幕戦と第5戦で2位。4選手ともに表彰台を目指して臨む。
