なぜ、日本はここまで強くなったのか?
それにしてもハーフパイプ、ビッグエアやスロープスタイルと、なぜ日本はここまで強くなったのか。1つには、他の競技でしばしば語られる体格差の有利不利が大きくないこともあるだろう。もう1つは、国内で施設が増えたことで練習環境が充実してきたことがある。その中で競技に励んできた若い世代が台頭し、今日に至っている。
パラレル大回転にも注目の選手がいる。女子の三木つばきだ。三木は昨シーズンの世界選手権パラレル大回転で銀メダルを獲得。ワールドカップでも上位につけている。
雪のない静岡県掛川市に生まれ育ったが、小学生の頃から冬季になると実家から一人離れ、スキー場のある町で過ごしてスノーボードに励んだことをはじめ、強い意志で現在まで進んできた。情熱とともに過ごした時間を成就させるのが、ミラノ・コルティナになる。
忘れてならないのは竹内智香。今回で実に7大会連続出場、日本女子史上最多である。2014年ソチ大会で、スノーボードでは日本女子初の表彰台となる銀メダルを獲得したのをはじめ第一人者として牽引してきた。
竹内は今シーズン限りでの引退を表明している。最後の大舞台でのパフォーマンスに注目したい。
分厚い布陣のスノーボード、過去最高の成績を目指し、大舞台に臨む。
*JBpressでの連載「フィギュアスケートを支える人々」(2024年8月30日公開までの一部)と、書き下ろしを含む電子書籍『日本のフィギュアスケート史 オリンピックを中心に辿る100年』(松原孝臣著/日本ビジネスプレス刊)が発売中です。
『日本のフィギュアスケート史 オリンピックを中心に辿る100年』著者:松原孝臣
出版社:日本ビジネスプレス(SYNCHRONOUS BOOKS)
定価:1650円(税込)
発売日:2026年1月20日
冬季オリンピックが開催されるたびに、日本でも花形競技の一つとして存在感を高めてきたフィギュアスケート。日本人が世界のトップで戦うのが当たり前になっている現在、そこに至るまでには、長い年月にわたる、多くの人々の努力があった——。
日本人がフィギュアスケート競技で初めて出場した1932年レークプラシッド大会から2022年北京大会までを振り返るとともに、選手たちを支えたプロフェッショナルへの取材を掲載。
プロフェッショナルだからこそ知るスケーターのエピソードに、高橋大輔さんの出場した3度のオリンピックについての特別インタビューも掲載されます。
フィギュアスケートファンはもちろん、興味を持ち始めた方も楽しめる1冊です。
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