2026年1月23日、スピードスケートW杯、インツェル大会、女子1500mの髙木美帆 写真/picture alliance/アフロ
(松原孝臣:ライター)
「自分のやることは変わりません」
ミラノ・コルティナオリンピックへ向けて、女子と男子、それぞれ7名が代表に選出されたスピードスケート。その中心となるのは、やはり髙木美帆だ。
2010年、バンクーバーオリンピックに中学生で出場。続くソチは代表入りならなかったが、2018年平昌オリンピックで花開いた。チームパシュートのメンバーとして金メダルを獲得し、1500mで銀、1000mで銅と計3つのメダルを獲得。
2022年北京では1000mで金メダルを獲得したほか、500m、1500m、チームパシュートで銀メダル。まさにオールラウンダーの言葉がふさわしい活躍をみせた。
平昌、北京、この2つの大会で得たメダルは計7、夏冬を通じて日本女子最多記録も樹立した。
もともとはサッカーもやっていて、15歳以下日本代表候補に選ばれたこともある。その身体能力をベースにしつつ、特にソチで代表落選後は持ち前の探求心に拍車がかかり、ナショナルチ―ムでの年間300日を超える合宿もあり、飛躍を遂げた。
より速く、より強くの思いは変わらない。北京大会の後、日本スピードスケートの再建を担った前ナショナルチームコーチのヨハン・デ・ヴィット(オランダ)を指導者に「チームゴールド」を結成、進化を図ってきた。そして迎えるのがミラノ・コルティナだ。
髙木は1000m、1500m、チームパシュートに出場することが決まっている。加えて、現段階では補欠となっている500mも希望すれば出場することができる。
その中でも最大のターゲットは1500m。世界記録を保持し、こだわりの強い種目だ。今シーズン、2025年の内に行われたワールドカップでは、3大会に出場してそのすべてで優勝したヨイ・ベーネ(オランダ)に先行を許していた。だが最大のライバルは代表落選。それでも「自分のやることは変わりません」と、大一番を見据える。
