材料の採掘から自動車製造まで環境に優しく

 ②マルチパスウェイの社会実装は、材料の採掘から自動車製造までを指す「ウェル・トゥ・ホイール」を前提に、電気自動車、カーボンニュートラル燃料車、燃料電池車など、それぞれのCO2削減施策を具体化するとした。

 その上で、自動車産業およびそのほかの産業がマルチパスウェイによるCO2削減事業へ投資する予見性を高める。

 欧州やアメリカでもマルチパスウェイに向けた動きが広がり始めており、自工会としてはこれまで以上に各国や各地域との国際連携を強化し、日本全体の経済競争力の強化を狙う構えだ。

自動車のリサイクルにどう向き合う?

 一方、③サーキュラエコノミーの仕組みづくりについては、電池・樹脂・非鉄などの商流で、①重要資源・部品の安全保障にあるような、安全保障の課題がある。

 また、欧州連合による電池のライフサイクルのデータの義務化「バッテリーパスポート」なども含めて、国内でのサーキュラエコノミー全体の議論が加速させる必要がある。

 ただし、自動車メーカーは車両の解体や部品回収などのリサイクル分野に直接関与するケースは多くない。今後は、こうした事業領域で、自工会としてのデータ基盤の構築が求められる。