順大・吉岡、東農大・前田も好走

 各校のエースたちが挑んだ23.1kmのレース。前年に続いて高水準となり、駒大・桑田駿介(2年)、順大・吉岡大翔(3年)、青学大・飯田翔大(2年)、東農大・前田和摩(3年)が1時間6分20~30秒前後(区間8~11位)の好タイムで走破した。

 このなかで競り合ったのが3年生世代のエースといえる吉岡と前田だ。ふたりは集団のなかでレースを進めると、10km過ぎに吉岡がペースアップ。前5000m高校記録保持者が攻めの走りを見せた。

「ちょっと上げ過ぎて、ひとりになっちゃったんです。そこで臆することなく、割り切って行きました。(留学生に)追いつかれたのは反省点ですけど、前田や留学生と競ることができたので楽しかったです」(吉岡)

 10000mで日本人学生最高記録(27分21秒52)を持つ前田は吉岡に離された後も粘り、10位でタスキをつなげた。

「予選会が終わってから2回ぐらい故障をして、うまく練習できていなかったんです。正直不安もあったなかで、なんとか6分台を出せるかなと思って出場しました。花の2区を走るだけでも凄く刺激になりましたし、想定よりはだいぶいい走りができたかなと思います」(前田)

 1区で16位と出遅れた青学大は飯田が好走して11位に浮上。一方、トップでタスキを受けた國學院大・上原琉翔(4年)は厳しいレースになった。1時間7分08秒の区間12位。目標の「1時間6分30秒」に30秒以上遅れて、6位に転落した。

「自分としては最大限の力を出し切ったつもりです。でも前半から苦しい走りになり、後半は脚が止まって悔しい結果になりました……」

 初優勝を目指す主将として力走したが、涙を浮かべながら戸塚中継所を後にした。