大浦神社(岡山県浅口市)

大浦神社の境内を疾走する神馬 写真/共同通信社

 瀬戸内海を望む高台に鎮座する歴史ある神社です。本殿や拝殿、鳥居は国の登録有形文化財に指定されています。

 毎年秋の例大祭では「競馬神事(けいばしんじ)」が行われ、境内に設けられた馬場を馬が駆け抜け、豊作や地域の安全を祈ります。 2頭の神馬が競走し、勝った神馬の騎手が弓を射るという国内唯一の特殊神事で、460年以上続けられています。

篠山(ささやま)神社(福岡県久留米市)

篠山神社 写真/takashi355 / PIXTA(ピクスタ)

 久留米城本丸跡に建てられた歴史ある神社。江戸時代にこの地を治めた有馬家の歴代藩主を祀り、立身出世や勝運のご利益で知られています。

 祭神のひとり、有馬頼寧(よりやす)は「有馬記念」の創設者でもあり、毎年レース前には、勝利を願う競馬ファンが全国から参拝に訪れるのだそう。境内では勝運のお守りや、馬の縁起文字「左馬」をあしらった絵馬も授与されています。