クレカ積立だとどうなる?

■クレカ積立は積立日の選択肢が少ない

 新NISAで積立投資するにあたって、クレジットカードで投資ができる「クレカ積立」を利用している方も多いでしょう。ひとたび設定すれば注文や入金の手間も省けるうえ、各社のポイントももらえるのでとてもお得です。しかし、クレカ積立は積立日がほぼ決まっています。

<クレカ積立のできる主な証券会社の積立日>
●SBI証券
毎月3日〜9日の中から選択可能
●楽天証券
投信積立をはじめて設定した日に応じて決定
・2021年6月19日以前:毎月1日
・2021年6月20日~2024年8月24日:毎月8日
・2024年8月25日以降:毎月12日
●マネックス証券
dカード:毎月第1営業日
マネックスカード:毎月20日の3営業日前
●auカブコム証券
毎月第1営業日
●PayPay証券
毎月28日

 唯一、積立日を選べるのがSBI証券ですが、毎月3日〜9日の中からの選択です。

 現状、クレカ積立で「25日」を選べる証券会社はないようです。

 クレカ積立ではなく、口座引き落としの場合は、各証券会社とも自由に積立日を設定できます。

●SBI証券
毎月1日~30日、または「月末」から選択可能
●楽天証券
毎月1日〜28日から選択可能
●マネックス証券
毎月1日~31日から選択可能
●auカブコム証券
毎月1日~31日から選択可能
●PayPay証券
毎月1日~31日から選択可能

 上記証券会社であればどこでも25日を選ぶことができます。

 ちなみに、29日〜31日に設定した場合、2月は積立日がなくなってしまいますが、SBI証券・マネックス証券・PayPay証券の場合は「末日」、auカブコム証券は「翌月の第1営業日」に買付が行われます。

 口座引き落としで購入する場合は、クレカ積立のようにポイントをもらうことができません。しかし、20年で数十万円の差がつくとなれば、ポイントをもらうよりお得になることも出てくるでしょう。あえてクレカ投資を使わずに、積立日を25日に設定するのも一案です。

 どうしてもポイントが捨てがたいというのであれば、楽天証券の「楽天キャッシュ」で投資信託の積立を行う方法はあります。楽天キャッシュは楽天銀行の口座や楽天カードなどからチャージできる電子マネー。毎月5万円まで投資信託の積立ができ、積立額の0.5%の楽天ポイントがもらえます。楽天キャッシュの積立日も毎月1日〜28日の間から選べますので、毎月25日に投資することも可能。5万円ずつ投資することで、毎月250ポイントずつ貯めることができます。