心中未遂事件を起こしたトラブルメーカー、平塚らいてう(「恋に奔放」ランキング3位)

 平塚らいてうは22歳のときに、4歳年上の森田草平と心中未遂事件を起こして、結婚も仕事もままならなくなった。時間を持て余したので、声をかけられるままに、創刊を控えた『青踏』に参加。らいてうが書いた「創刊の辞」が、名フレーズとしてブレイクする。

「元始、女性は実に太陽であった。真正の人であった。今、女性は月である」

「新しい女」と注目されて評論家・思想家として活躍した、らいてう。その後、年下の奥村博史という画家と恋に落ちて、婚姻手続きを踏まない共同生活が話題となる。年下の男性を指す流行語「若いツバメ」が生まれた。

平塚らいてう平塚らいてう(1935年5月、写真:共同通信社)