「危機」こそ「好機」なのか
表面的には理想の夫婦に見えても、蓋を開ければ愛妻家で清廉潔白な亭主が、実は女狂いのセックス中毒。
一方で、美貌と品格を誇る賢妻は、旦那が死んだ途端、愛情が通わない大富豪と再婚し、カネまみれの後半生を愉しむ。
そんな夫婦関係は案外、世界には多いのかもしれない。
そうした事象は衆生の倫理観に合致しているか否かは別として、欲するものを手に入れるためには、まずはチャンスをモノにしなければ何も始まらないことも、世の中の一つの真理といえよう。
ケネディは、こんな言葉を残している。
「crisis(危機)という言葉は中国語では2つの漢字からなる。一つは『危』、もう一つはチャンスを意味する『機』である」
危機を好機とし、失敗を恐れず、勇気をもって、望みに向かって突き進み、思いを成し遂げる。
成功者が望みを叶える鉄則、それは、まずは欲するモノを手に入れるためには、貪欲に挑まなければならない、ということなのだろう。
(敬称略)