ブレイキンのパリ五輪予選シリーズ、第2戦ブダペストで日本人女子が表彰台を独占した=6月23日、1位(中央):Ami(湯浅亜実)、2位(左):Ayumi(福島あゆみ)、3位(右):Riko(津波古梨心)(写真:新華社/アフロ)

 7月26日から8月11日まで、フランスの首都パリで夏季五輪が開催されます。世界最高レベルのアスリートたちが力とスピードと技を競い合う17日間。近年の五輪では毎回、新競技が加わり、観戦者を楽しませてくれます。パリ五輪ではどんな新競技が加わるのでしょうか。また、過去の大会ではどんな競技が採用されたり消えたりしたのでしょうか。やさしく解説します。

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史上初、選手の男女の数が同じに

 パリでオリンピックが開催されるのは、1900年、1924年に続き3回目です。凱旋門やコンコルド広場、セーヌ川などの世界的な観光地も開会式や競技の舞台となり、期間中の観光客数はなんと約1600万人に達すると予測されています。

 実施されるのは32競技・329種目。2020年の東京五輪(コロナ禍により実際の開催は2021年)の33競技・339種目とほぼ同等の大規模な大会で、選手の総数は1万500人。史上初めて男女が同数になるとされていることも注目を浴びそうです。

図:フロントラインプレス作成
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 今回のパリ五輪で新たに実施される競技は、若い世代を中心に人気が沸騰している「ブレイキン」です。この競技は、1970年代の米国ニューヨーク・サウスブロンクス地区が発祥のストリートダンス。「ブレイクダンス」の別名でも知られています。

 2018年にアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開催されたユース五輪で競技として採用され、夏季大会でも今回初めて実施されることになりました。