「労組体質の野党」は終了?

 実際に無党派層が投票した先は「石丸候補」が38%、約4割とトップでした。メディアではこれが何かと話題になると思います。

「石丸候補」は政治コメンテータなどとしてテレビその他の露出が増え、SNSと合わせて次の出馬での勝率を上げて行く可能性がある。橋下徹弁護士型のポピュリズム戦略が奏功することが予想されます。

 しかし、同時に注目しなければならないのは、様々な濫政がありながら、「小池候補」がいまもって30%を吸収できていることで、これはマスコミの流す情報が一定関係している可能性が指摘できそうです。

 情けないのは「蓮舫候補」の無党派層得票16%で、いきなり出てきた「石丸候補」の約半分に過ぎない。

 つまり、全く人気がなかった。立憲民主党は都知事候補を本質的に考え直す必要があるかもしれません。

 もし仮に「田中真紀子」級の強力な統一候補を立てることができていたなら、こうした浮動票を大きく吸収できたことでしょう、2016年の折の「小池候補」のように。

 今回都知事選で「蓮舫不当選」が最初に見えたのは「連合」が小池支持に回り、野党が割れた時点であったように感じます。

 すでに野党は野党として機能していない懸念が高い。御用組合よろしく労使結託も問題外なら、最初から首班としてガバナンスを牽引する能力を欠く旧社会党的な労組体質・・・。

 その典型を私は「事業仕分け」に見ましたので、蓮舫候補に知事の器なし、と判断していました。

 年若い有権者のために補足しますと、もう15年も前になるのですね、2009年民主党政権期、「事業仕分け」によって自民党政権時代の「予算のムダ」を洗い出すと称して、蓮舫議員(当時)などがやらかしたのは。

 世界最速の計算速度を目指していたスーパーコンピューター(スパコン)「京」の開発計画を槍玉に挙げた。

 あろうことか、政権側で国の科学技術を指導する立場にあるはずの与党議員から

蓮舫:2位じゃダメなんですか?

 が問いただされました。