グアム、沖縄からも爆撃機が「参戦」
アジアでも最貧国群に属するGDP(国民総生産)36億ドルの北朝鮮が、今年1月から現在までに行ったミサイル発射実験は60回を超えた(弾道ミサイル40回以上、巡航ミサイル20回以上)。
(https://www.armscontrol.org/act/2022-11/news/north-korea-ramps-up-missile-tests)
(https://worldpopulationreview.com/country-rankings/poorest-asian-countries)
短距離弾道ミサイルは1発300万ドル。長距離弾道ミサイル(ICBM)は1発1000万ドルもする。
一人当たりGDPではアフガニスタン(508ドル)に次いで世界で2番目に少ない(642ドル)国家がなぜミサイルを撃ちまくるのか。
それでなくとも慢性的な食糧不足と農作物不作、国連安保理決議による経済制裁、さらにはパンデミック禍で二進も三進もいかない。
それにもかかわらず、GDPの13.4~23.3%をミサイル・核開発はじめ軍事力強化に使っている北朝鮮の金正恩総書記。
かわいそうなのは飢えと貧困、そして抑圧に苦しむ北朝鮮の国民だ。
「ミサイル1発撃ち上げるたびに米や灯油に必要なカネが空中に消えていく」(世界食糧農業機関=FAO=関係者)
(https://www.statista.com/statistics/747387/north-korea-share-of-military-spending-in-budget/)
特に11月に入ってからの金正恩氏の「ミサイル打ち上げ遊び」は度を越している。狂気の沙汰だ。
米メディアの中には「全面戦争にさらに数インチ近づいた」(Inches Closer to All-Out War)と、「全面戦争」(All-Out War)という表現を使い始めたところもある。
(https://www.thedailybeast.com/north-koreas-kim-jong-un-inches-closer-to-all-out-war-than-ever-before)