訪韓中のマーク・エスパー国防長官は9日、文在寅大統領、鄭景斗国防相と会談し、GSOMIAの延長を強く求め、「協定は我々にとって(日米韓協力にとっての)カギとなる」と述べた。

 日韓対立が続く中、米国はマイク・ポンペオ国務、エスパー国防両長官、ジョン・ボルトン大統領特別補佐官(国家安全保障担当)ら高官を東京、ソウルに次々と送り込んでいる。

 この対韓攻勢をどう見るか。米主要シンクタンクの上級研究員はこう指摘している。

「特に韓国については、それぞれが別々のアジェンダを携行している。駐韓米軍の防衛費分担増額、中距離ミサイル配備、ホルムズ海峡派遣の『有志連合』参加などそれぞれのアジェンダを韓国側に突きつけ、揺さぶりをかけている」

「これらすべてを韓国がのむとは最初から想定はしていないだろうが、GSOMIA問題で韓国に揺さぶりをかけていることは間違いない」

「GSOMIA破棄期限を目前にして無理難題を一挙に突きつけ、破棄を諦めさせるいわばファシリテーター役をすでにやっているようなものだ」

米識者:
「GSOMIAの破棄で米韓同盟関係は解体」

 こうしたトランプ政権の対韓攻勢をどう見るべきか。

 文在寅大統領の耳にも直接届くような「警告」が米国防総省と密接な関係にあるシンクタンク「ランド研究所」のブルース・ベネット研究員から発された。

 同研究員は、韓国の保守系紙『朝鮮日報』キム・ワンジュン記者との電話インタビューで韓国にこう警告している。

「GSOMIAが破棄されれば、次に来るのは米軍の韓国からの撤退と米韓同盟の解体だ」

「今の(日韓の)状況を見ている金正恩朝鮮労働党委員長は、まさに『けがをする選手が続出している相手チームを見てほくそ笑む野球チームの監督』といったところだ」

「この協定が破棄されれば、韓国内には在韓米軍の撤収を求める声が出始める。米軍の削減はトランプ大統領も受け入れ可能なカードだ」

「米軍が撤退すれば、米韓同盟の将来にとっては致命的だ。韓国の対北朝鮮抑止力は弱まり、核どころか、北朝鮮の通常戦力からも韓国は防御できなくなってしまう」

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