中国の海洋進出が世界的な注目を集め始めている。どう見ても中国の領海とは思えない南シナ海で石油掘削を始めベトナムやフィリピンと衝突を起こし、挙句の果てにはベトナムの巡視船に体当たりする中国の巡視船がテレビで放映され、世界中からその傍若無人ぶりを指弾され始めたようだ。
13億の国を治めるためには数字の捏造も必要不可欠
そういうこともあってか、中国に関する記事が今週もよく読まれている。
1位の「国民感情を理由に公表数字の操作を繰り返す中国」は中国が自分の都合に合わせて数字を捏造しているというもの。
日本の官庁でも数字を操作すのはよくあること。しかし、それは捏造ではなく自分に都合のよい数字だけを発表する程度。
やはり13億人という巨大な人口を治めるにはスケールの違う政治が必要らしい。
これ以外にも3位「引き金を引くのは外国人投資家、中国の不動産バブルはいつ崩壊するのか?」の記事は世界中が注目するバブル崩壊を扱ったもの。
11位「日本は弱い、その自覚がなければ中国に負ける」は世界の批判はそっちのけで軍事拡大に突っ走る中国に日本はどのように対処すべきかを考察した記事である。
14位の「南シナ海に回帰する米軍と中国の逆襲」は、まさに南シナ海で傍若無人ぶりを世界中の目の前にさらしている中国についての記事。
この中で筆者の宮家邦彦さんは「体重300キロもある巨大ないじめっ子」と中国を評している。
体重300キロとは、平均的な日本の子供が30キロとして、人口が日本の約10倍ある中国の場合、その大きさも10倍になるという比喩らしい。強い者には媚びへつらい、弱い者をいじめる。中国という国は遠い昔からそういう国家であった。
このほかにも6位「中国とロシアを強気にさせる必然的理由」、20位「策略を巡らす中国:安定を目指し領有権も主張」など、中国に関する記事が上位を独占した。