中国の海洋進出が世界的な注目を集め始めている。どう見ても中国の領海とは思えない南シナ海で石油掘削を始めベトナムやフィリピンと衝突を起こし、挙句の果てにはベトナムの巡視船に体当たりする中国の巡視船がテレビで放映され、世界中からその傍若無人ぶりを指弾され始めたようだ。

13億の国を治めるためには数字の捏造も必要不可欠

今週のランキング
順位 タイトル
1 国民感情を理由に公表数字の操作を繰り返す中国
2 効果は絶大、与那国島に配備される海洋防衛部隊
3 引き金を引くのは外国人投資家、中国の不動産バブルはいつ崩壊するのか?
4 日本を「丸腰」にさせたがっている護憲派
5 人手不足が示すアベノミクスの終わり
6 中国とロシアを強気にさせる必然的理由
7 オバマ来日、最大の敗者は韓国大統領だった
8 現役CIA分析官が小説で描く台湾海峡危機
9 ウォーレン・バフェットの最後の一手
10 女を卑下する男が急に増え始めた韓国、その理由とは
11 日本は弱い、その自覚がなければ中国に負ける
12 日本の味方か?敵か?“あの”ホンダ議員に挑戦する若手ホープ
13 安定成熟期に入った世界のDRAM産業
14 南シナ海に回帰する米軍と中国の逆襲
15 中国への接近に「NO」を突きつけた台湾の「ひまわり学運」
16 「中国に正しい歴史を語る資格はない」米国の元国務省高官が中国の日本非難を一蹴
17 海外名門大生が殺到する日本のイノベーション教育
18 WindowsXPサポート切れで右往左往、悲しき「パソコン更新難民」となった中高年
19 英エコノミスト誌発禁で謎が深まるマレーシア航空機失踪の“真相”
20 策略を巡らす中国:安定を目指し領有権も主張

 そういうこともあってか、中国に関する記事が今週もよく読まれている。

 1位の「国民感情を理由に公表数字の操作を繰り返す中国」は中国が自分の都合に合わせて数字を捏造しているというもの。

 日本の官庁でも数字を操作すのはよくあること。しかし、それは捏造ではなく自分に都合のよい数字だけを発表する程度。

 やはり13億人という巨大な人口を治めるにはスケールの違う政治が必要らしい。

 これ以外にも3位「引き金を引くのは外国人投資家、中国の不動産バブルはいつ崩壊するのか?」の記事は世界中が注目するバブル崩壊を扱ったもの。

 11位「日本は弱い、その自覚がなければ中国に負ける」は世界の批判はそっちのけで軍事拡大に突っ走る中国に日本はどのように対処すべきかを考察した記事である。

 14位の「南シナ海に回帰する米軍と中国の逆襲」は、まさに南シナ海で傍若無人ぶりを世界中の目の前にさらしている中国についての記事。

 この中で筆者の宮家邦彦さんは「体重300キロもある巨大ないじめっ子」と中国を評している。

 体重300キロとは、平均的な日本の子供が30キロとして、人口が日本の約10倍ある中国の場合、その大きさも10倍になるという比喩らしい。強い者には媚びへつらい、弱い者をいじめる。中国という国は遠い昔からそういう国家であった。

 このほかにも6位「中国とロシアを強気にさせる必然的理由」、20位「策略を巡らす中国:安定を目指し領有権も主張」など、中国に関する記事が上位を独占した。