今週は偽ベートーベン事件が上位に入った。1位の「偽ベートーベン事件の論評は間違いだらけ」は、偽ベートーベンが作ったとされる楽曲のほとんどを作曲していた新垣隆氏をよく知る伊東乾・准教授が、日頃音楽について詳しくない人でもよく分かるように、今回の事件の真相を解説したものだ。
偽ベートーベン事件が上位独占
2位になった「音楽家の善意を悪用、一線を超えた偽ベートーベン」はその続編。この事件について語られる世間の論評がいかにいい加減かがよく分かる記事だ。
また6位にも「NHKはなぜ偽ベートーベンにだまされたのか」が入った。この事件に関する関心の高さがうかがわれる。
今週は先週まで上位を独占していた日韓関係に関する記事はあまり多くなかった。
5位に入った「あまりに違いすぎる日本と中国・韓国の常識」は2月6日の記事で、長い間読まれてきた。
4位に入った「韓国のやば~い事件」は、韓国で2000年に入ってからよく使われるようになった流行語を扱ったもの。
「でばっ」または「でば~っ」と発音する言葉で、本来は「大当たり」を意味するそうだが、日本語の「やばい」に近い使われ方をするようになったのだとか。
韓国の言葉は日本語と近いことを改めて認識させられる記事だった。この記事も先週のもので、長く読まれた。
このほかでは日米関係に関する記事が上位に入っている。3位に「オバマ政権内部にいる日本を守りたくない人たち」、18位には「日米安保条約はもはや賞味期限切れ」が入った。
また日本の医療界を震撼させているノバルティス事件も11位に入った。「世界中から白眼視され始めた日本の臨床研究」で、このような状態を放置すれば日本の医療界は世界から相手にされなくなると警鐘を鳴らしている。