キップを切られた場所はおそらく彼らにとっての「生け簀」
――つまり、この合流部分のレーンに潜んでいた覆面パトカーが、極めて短い距離で取り締まりを行ったと?
芳井 そういうことです。合流地点の待ち伏せは、白バイや覆面パトのよくやる手法。私は小田原東のETCゲートで一旦速度を落としてますから、ダーッと走りっぱなしで行ったわけじゃない。そこから加速して本線へ行くんですけど、その合流地点でこっそり張ってたパトカーが、赤色灯もつけずに追いかけてきたわけです。
*イメージ写真(写真:recorder.of.the.time/イメージマート)
――芳井さんは捕まってすぐ、警察官に抗議されたのですか?
芳井 もちろんです。速度がどうこういう以前に、明らかにルールから外れたおかしな取り締まりだと思ったので。
警察庁は全国の都道府県警察に取り締まりに関するルールについて、詳細な通達を出しています。小田原厚木道路は自動車専用道路なので、速度計測するなら対象車から等間隔等速度で150~200メートルの追尾をして測定しなければならないとされています。どう考えても450mの距離じゃ足りないし、たった100mという追尾距離も短すぎるのは一目瞭然でした。
――さすがは芳井さん、お詳しいですね。
芳井 計測終了地点から先は橋になっていて、先が下り坂になるから警察はそこまでに計測を終わらせたかった。下り坂での計測は不適切というルールもあるので、その前に獲物を捕まえてしまおうと思ったんでしょう。たぶんこの場所は、彼らにとっての『生け簀』みたいなものですね。