AIバブルはいずれ崩壊?
投資家心理の矛盾の背景には「現状はバブルで、いずれ崩壊するのではないか」との危機感が強まっていることがある。
ロイターは12日「投資家はAIの展望が株式にとって肥沃な土地ではなく地雷原であることに気付き始めている」と報じていた。
債券投資家の間でも「AI開発競争を続けるビッグテックが痛みを伴うほどに借り入れを続けるのではないか」との不安が広がっている。
このため、投資家はクレジットデリバティブ(金融派生商品)の購入を通じて借り手のデフォルトリスクを回避する動きを活発化させている。
米証券保管振替機関によれば、ビッグテックに連動するクレジットデリバティブは1年前、ほとんど存在しなかったが、金融セクターを除けば、市場で最も活発に取引されるようになっているという。
だが、巨大なデータセンターで高度な計算能力を構築し、クラウドサービスやAI向けインフラを提供する「ハイパースケーラー」の借入額があまりにも巨大なため、既存のクレジットデリバティブによるプロテクション(保護)では十分ではないとの声も聞こえてくる。
AIバブルが崩壊した場合、はたしてどうなるのだろうか。