高度専門職の活躍は日本の経済発展につながる

 高度専門職とは、経営者、研究者、技術者など高度の専門性を有する人材を対象にしたもので、在留資格の期間や家族の呼び寄せ、配偶者の就労等において優遇されている在留資格である。学歴や職歴などがポイント換算されて、高度人材であればあるほど在留資格取得において優遇される。

 私の知人の経営者も「高度専門職の在留資格を持っているので、在留資格の更新などのストレスがなく快適だ」と、語っていた。

 優秀な外国人に活躍してもらうために、高度専門職の在留資格をさらにPRしていくべきであろう。広報誌やホームページでの掲載に加えて、広告などを含め積極的にキャンペーンをしていくべきだ。

 異質な知が交じり合って新しい知が生まれることで、新規事業、さらにはイノベーションが生まれる。経済発展において不可欠な要素であろう。米国の西海岸の発展は、まさにそのパターンである。

 高度専門職の活躍は日本の経済発展につながる。今後は高度専門職のさらなる活躍の場の提供について、より積極的に検討されてよいだろう。

山中 俊之(やまなか・としゆき)
著述家・起業家
 1968年兵庫県西宮市生まれ。東京大学法学部卒業後、1990年外務省入省。エジプト、イギリス、サウジアラビアへ赴任。対中東外交、地球環境問題などを担当する。首相通訳(アラビア語)や国連総会を経験。外務省を退職し、2000年、日本総合研究所入社。2009年、稲盛和夫氏よりイナモリフェローに選出され、アメリカ・CSIS(戦略国際問題研究所)にて、グローバルリーダーシップの研鑽を積む。2010年、グローバル理解やグローバル人材開発支援、世界とつながる地域創生支援を目的としたグローバルダイナミクスを設立して代表取締役就任。2015年からは、神戸情報大学院大学教授を兼任、アフリカ等からの留学生に対して社会イノベーションについて教鞭をとる。研究室の卒業生の中からは欧州有力ファンドから資金調達に成功した起業家も生まれる。世界101カ国を訪問(2025年4月現在)。先端企業から貧民街・農村、博物館・美術館を徹底視察。ケンブリッジ大学大学院修士(開発学)。高野山大学大学院修士(仏教思想・比較宗教学)。ビジネス・ブレークスルー大学大学院MBA、大阪大学大学院国際公共政策博士。京都芸術大学学士。

著書に『世界94カ国で学んだ元外交官が教える ビジネスエリートの必須教養 世界5大宗教入門』(ダイヤモンド社)、『世界96カ国で学んだ元外交官が教える ビジネスエリートの必須教養 世界の民族超入門』(ダイヤモンド社)など。