ライバルチームの監督に質問

「ライバル監督に聞きたい!核心を突くこの質問」のコーナーでは、指揮官たちが気になるチームの区間配置を必死に探った。

 駒大・藤田監督は、「黒田朝日は何区?」と原監督に直球の質問を行った。

 原監督は「朝日は早い段階で昇りますよね」と2区の起用をほのめかしたが、藤田監督は、「2区より5区の方がアドバンテージはとれますよ。黒田君が5区に来たら68分台も固いでしょう」と“5区黒田”を警戒した。それでも原監督は、「駅伝は先頭者利得がありますから」と絶対エースでトップを取るつもりのようだ。

 そうなるとルーキーが候補に挙がる青学大の5区はどうなるのか。前田監督が、「若林君の1年目より上りそうですか?」と質問。原監督は、「若林が1年時より練習はいいです」と答えた。なお前回、5区で1時間9分11秒の区間記録を打ち立てた若林宏樹は1年時に1時間10分46秒の区間3位と好走している。

 前田監督の“口撃”は止まらず、「山川君は2区と5区のどちらに起用するんですか?」と今度は駒大の区間配置を追及。「まだ決めていないですね。本人はどちらも準備しています」と藤田監督はかわした。

 藤原監督は花田監督に「鈴木君の区間は?」とスーパールーキー鈴木琉胤の起用を尋ねると、「本学の1年生・濵口大和が鈴木君を非常に意識していまして、できれば一緒に走らせたいなと思っています。僕が監督だったら鈴木君を1区に使ってみたいですね」と付け加えた。

 花田監督は、「鈴木は上りも強いんですけど、5区には名探偵がいるので、彼に難問を解決してもらうためのストーリーを組んでいます。そういう意味では私も鈴木を1区に使ってみたいですし、2区にも挑戦させたい。ただ鈴木を復路に使えるような状況になれば、すべて臙脂に染まりますよ」とはぐらかした。