新ルールに支持表明したトランプ

 AP通信など複数報道によれば、トランプ氏はこの新ルールを支持しており、記者たちがペンタゴンを去るという動きに対し「記者は非常に不正直だ (the press is very dishonest) 」との批判も述べた。

 複数の報道機関は、この新制度を政策的整合性・方向性として、トランプ政権とリンクしていると指摘している。

 また、報道各社が新ルールへの署名を拒否し、その動きをトランプ政権の報道抑制策と強く結びつけて批判している報道もある。

 一方で、政策決定の内部過程(へグセス氏とトランプ氏との直接の意見交換、命令合意、影響の度合いなど)を示す公開文書・証拠は現時点ではない。

 へグセス氏が、トランプ氏を配慮した決定であるという間接的・動機的要素として強く疑われるが、証明されているわけではない。

 今後、予想される動きについて主要メディアの政治コラムニストW氏は以下の点を挙げている。

●ジャーナリズム団体やメディア連合が訴訟(違憲訴訟)を起こす可能性。

●米議会(特に民主党系議員)による監視・聴聞会の開催。

●米国防総省内部でも、広報局や法務局で見直し・修正の検討が始まる可能性。