社名を株式会社サンリオに改称

『詩とメルヘン』が創刊された昭和48年(1973)、山梨シルクセンターは、社名を株式会社サンリオに改称し、翌昭和49年(1974)には、「ハローキティ」、「パティ&ジミー」のキャラクターを制作した。

 他にもサンリオからは、450以上のキャラクターが誕生している。

 信太郎は映画の制作も、文化事業として行なっている。

 サンリオが全額出資した『愛のファミリー』は、昭和53年(1978)に第50回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した。

 また、信太郎は柳瀬嵩の作品である『ちいさなジャンボ』は昭和52年(1977)に、『チリンの鈴』は昭和53年(1978)に、それぞれアニメーション映画にしている。

 サンリオはグローバルエンターテインメント企業として発展していくが、信太郎は令和2年(2020)まで社長を務めた後、代表取締役会長に就任、現在もご健在である。

 なお、ドラマの八木信之介は主人公の妹との恋愛で話題になっているが、フィクションだと思われる。

 ドラマも残り僅かだが、ドラマの八木信之介はどのように描かれるのだろうか。