創価大が2、5、6位のトリプル入賞

 青学大と互角の戦いを見せたのが創価大だ。スティーブン・ムチーニ(3年)が黒田に先着して2位に入ると、石丸惇那(4年)が28分47秒86で5位、山口翔輝(2年)が28分53秒20で6位。トリプル入賞を達成したが、石丸は満足していなかった。

「前に黒田君と安島君がいました。箱根駅伝で戦わなきゃいけないチームの2人に負けたのは力不足を実感しています」

 トラックシーズンでも走り込みは欠かしておらず、「自分も含めて箱根駅伝に重点を置いて準備しています。スタミナ強化のために月間走行距離の750~800kmをチームで共有して目指しています」と話す。

 石丸は1年時から三大駅伝にフル参戦してきたが、今年の箱根駅伝は出走メンバーに選ばれず、悔しさを味わった。10000mはチーム2番目の28分21秒48のタイムを持っており、秋シーズンで「27分台」を目指すという。そして箱根駅伝の快走につなげるつもりだ。