4.もう一つの基地の潜水艦
もう一つの基地、遮湖(チャホ)は2022年1月のグーグル画像では、船だまりに係留されている潜水艦(写真5左)、港内の海上にある潜水艦(写真5右)が見えた。
それぞれの潜水艦は黒褐色であり、整備が行き届いた状態であった。
それまで継続して見ていた結果、それぞれの潜水艦の位置が変化していることから、行動していることが分かる。
写真5 遮湖基地に接岸している潜水艦と遮湖港内の潜水艦(移動中?)
この基地の埠頭は、北朝鮮の馬養島、日本の横須賀や呉基地、欧州やロシアの一般の基地とは異なり、港湾の中に狭くて特殊な形の船だまりがある。
さらに、その奥の背後には丘陵にトンネルが建設されていて、水上を移動して入る構造になっている。
同じような船だまりが近くにもう1か所ある。おそらく、2つの船だまりはトンネルの内部で繋がっており、出入口の1か所が空爆で破壊されても、別のところから出られる構造になっているようだ(写真6)。
左写真6:2つのトンネル基地、右図1:トンネル基地内部(A点~B点)のイメージ