第5部 EUのロシア産天然ガス輸入量推移
欧州とロシアの共存共栄関係を崩壊させたのが、プーチン大統領によるウクライナ侵攻作戦です。
侵攻前と侵攻後のEUとロシアの関係悪化を数字で検証すると、下記グラフのようになります。
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EUの天然ガス(PLガスとLNG)輸入量推移は下記グラフの通りです。
ウクライナ侵攻前までは露産ガスがEUにとり最大の供給源でしたが、2022年以降はロシア産ガスが激減。
昨年2023年は①ノルウェー、②米国(LNGのみ)、③ロシアとなり、露産ガスはこの3年間で3分の1に激減しました。
付言すれば第3部のグラフ通り、EU天然ガス総需要のうちロシア産天然ガスのシェアは従来3~4割でしたが、2019年には過去最大の47%に達しました。
その後、2020年はコロナ禍で40%に低下。2021年は39%、2022年は23%、昨年2023年は12%でした(bcm=10億立米)。
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