アップルのティム・クックCEO(1月9日撮影、写真:AP/アフロ)
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 米アップルが先月29日に発表した2026会計年度第1四半期(25年10~12月期)決算は、世界的な「iPhone 17」シリーズの需要増を背景に、売上高・純利益ともに四半期としての過去最高を更新した。

 売上高は前年同期比16%増の1437億5600万ドル(約22兆円)に達し、増収率は過去4年で最大を記録(ドイツStatistaのインフォグラフィックス)。

 純利益も16%増の420億9700万ドル(約6兆5000億円)と、5四半期連続の増益を達成した。

 特筆すべきは収益性の高さだ。

 1株利益は2.84ドルと市場予想を上回り、売上総利益率(粗利益率)は48.2%と、従来の最高記録(47.2%)を塗り替えた。

 ティム・クックCEO(最高経営責任者)は決算説明会で、iPhoneの需要について「全地域で過去最高を記録した」と述べ、その勢いの強さを強調した。

iPhone、4年ぶり過去最高更新 高付加価値化が奏功

 全体の約6割を占めるiPhone事業の売上高は前年同期比23%増の852億6900万ドルに上り、4年ぶりに過去最高を更新した。

 特に米国販売の5割以上を「Pro」や「Pro Max」といった高価格帯モデルが占めるなど、ユーザーのプレミアム志向が鮮明になっている。

 一方で、新モデル「iPhone Air」の販売が伸び悩むといった課題も散見される。薄型軽量のフォルムで注目を集めたものの、カメラ性能やバッテリー容量を重視する実利的な層の支持を十分に得られなかった形だ。