NVIDIAの次世代AI半導体「ルービン」を手に取って紹介するジェンスン・フアンCEO(1月5日撮影、写真:ロイター/アフロ)
米半導体大手エヌビディア(NVIDIA)が発表した2026会計年度第4四半期(2025年11月~26年1月期)決算は、売上高が前年同期比73%増の681億2700万ドル(約10兆6300億円)だった。
四半期の売上高として初めて600億ドルの大台を超え、11四半期連続で過去最高を更新した。
純利益は前年同期からほぼ倍増となる94%増の429億6000万ドル(約6兆7000億円)を達成した。四半期純利益が400億ドルを突破するのは初で、3四半期連続の最高益更新となる。
旺盛なAI需要を背景に、市場に根強くあった「AIバブル」への警戒感を力強く跳ね返した格好だ。
AI向け部門が600億ドル突破、全社売上の9割強を占める
2025年11月~26年1月期の事業別売上高では、AI向け半導体を担うデータセンター部門が前年同期比75%増の約623億ドル(約9兆7200億円)に達した。
同部門の全社売上高に占める比率は91.4%に及び、10四半期連続で8割から9割の高比率を維持している。
英ロイター通信によると、大手IT企業によるデータセンター投資は2026年中に6300億ドル規模に達する見込みだ。同部門の成長は、米メタによる大規模なサーバー導入などが牽引した。
従来の「学習」から、AIが回答を生成する「推論」への需要シフトが鮮明となっており、これがエヌビディアの収益を一層押し上げている。
一方、ゲーム・AIパソコン部門の売上高は約37億ドル(前年同期比47%増)、自動運転やロボティクスを含む自動車部門は6億400万ドル(同6%増)だった。
主力のAI向け事業が圧倒的な成長を見せる一方で、他部門の売上比率は1桁台にとどまっている。