5000の大台が迫ってきたコスピ(KOSPI)(1月20日、写真:AP/アフロ)
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 2026年の年明けとともに、韓国でも株価上昇に拍車がかかっている。

 総合株価指数(コスピ)は連日史上最高値を更新して5000ポイントが目前だ。半導体スーパーサイクルの影響だが、同時にウォン安も止まらず、韓国経済を巡り歓喜と懸念が錯綜している。

「いよいよ5000ポイント乗せが目の前です。今週は歴史的な一日を経験する可能性があります」

サムスン電子の個人株主は500万人

 2026年1月19日、月曜日朝のラジオニュースで司会者がこんな話を切り出した。普段は政治がらみの話題がトップニュースのことが多いが、最近は株価に関する内容が急に増えてきた。

 2025年に本格化したコスピの上昇が、2026年も勢いを維持している。1月2日、4309で始まったコスピは500ポイント以上上昇、その勢いは加速している。1月19日まで12営業日連続で上昇し、初めて4900を超えた。

 日経平均に比べて出遅れが指摘されていたコスピだが、2025年に一気に大幅高となった。

 2025年1月2日、2398ポイントで始まったコスピは、6月30日に3000、10月27日に4000ポイントを超えた。それから3か月で5000ポイントに迫っている。

 過去1年間の上昇ペースは、歴史的な記録だ。

 コスピが1000ポイントを超えたのは1989年だった。その後、2007年に2000、2021年7月に3300ポイントを超えた。これまでのペースと比較すると2025年以降の上昇ペースがいかに速いかがよく分かる。

 株高の原因は、空前の半導体好況、スーパーサイクルだ。サムスン電子とSKハイニックスの業績が絶好調で株価も急騰し、これがコスピ全体を押し上げている。

 サムスン電子の株価は2025年2月3日に4万1700ウォン(1円=9ウォン)だったが、最近は14万ウォンを超えている。

 2025年4月9日に16万2700ウォンだったSKハイニックスの株価も、最近は70万ウォンを超えている。

 サムスン電子の株価が3倍、SKハイニックスに至っては4~5倍に跳ね上がったのだ。

 サムスン電子の個人株主は500万人もいる。韓国の人口1割だ。もちろんさらにガッツリ稼いだのは大口の外国人投資家だろうが、これだけの個人株主がいるのだから朝のニュースの最大の話題にもなるはずだ。