3冠を目指す國學院大は復路勝負か!?
國學院大學・前田康弘監督(28分22秒26)
「平林清澄を中心に國學院史上最強のチームになりました。そのなかで強みは選手層が厚いこと。近年は往路を勝ったチームが逃げ切るパターンが続いていますが、復路でも勝負できる人材を置ける。出雲と全日本でも証明してきた通り、つなぎ区間で勝負をかけられる人材が揃っています。往路で戦える選手がいますし、山に関しましても目処が立ったので、復路のどこかの区間で先頭に立つようなレースプランを描きながら調整を進めていきたいです」
法政大学・坪田智夫駅伝監督(28分56秒47)
「相変わらず、10000mの平均タイムは下から数えた方が早いですけど、この1年間、総合5位を目標に鍛えてきました。過去2大会は7位、6位と順位を上げてきて、選手たちも『坪田史上最高』のチームと言っています。4年生がチームを引っ張り、下級生にも勢いのある選手がいます。山区間もしっかりした準備ができていますので、どこでも攻められるチーム状況です。手堅い2日間にして、トップファイブ入りしたいと思います」
早稲田大学・花田勝彦駅伝監督(28分48秒59)
「最後までエントリーメンバーに悩むような状況で、早稲田にしては選手層が厚いかなと思います。過去2回は、どちらかというとしのぐ駅伝になりましたが、前回大会が終わった後から3位以内という目標を掲げてチームづくりをしてきました。出雲と全日本は本領を発揮できませんでしたが、選手たちには『1=1』と言っています。普段やっていることをしっかり出し切って、チーム力がどれぐらいあるのかを見たいなと思っています」
創価大学・榎木和貴監督(28分25秒93)
「10000mチーム平均は過去最高ですし、出雲と全日本は目標の3位に届きませんでしたが、過去最高順位(ともに4位)を獲得しました。主将の吉田凌がチームを引っ張り、吉田響というゲームチェンジャーもいます。このダブル吉田を中心に、箱根駅伝では攻めた走りをしたいなと思っています。チーム目標は往路優勝をしての総合優勝です。往路から出し惜しみすることなく、勢いに乗って、総合優勝に向けてチャレンジしていきたいです」
帝京大学・中野孝行監督(28分41秒52)
「強力な4年生が卒業して、チーム力が落ちるかなと思ったんですけど、無事に上がっています。スピードも上がっているので、面白い戦いができるんじゃないでしょうか。強みは上級生の人数が多いこと。今回も4年生を6人エントリーしました。これは学生スポーツの神髄ではないかなと思います。現時点でオーダーは5割ぐらいしか決まっていないので、目標は29日に決めるつもりです。そして歴史ある大会に記憶と記録を残したいと思います」
大東文化大学・真名子圭監督(28分33秒18)
「4年生は入学時、大学史上最弱の学年と呼ばれていましたが、今回は5名が入りました。彼らが大東文化大学を復活させようと、苦しい時代から進化し続けてきた結果だと思います。また3年生の入濵輝大、2年生の棟方一楽、1年生の大濱逞真と各学年に柱となる選手がいて、バランスの取れたチームになりました。前回はシード権を獲得しましたが、最後まで冷や冷やのレースだったので、今回は安定した走りで総合5位を目指していきたいです」