(スポーツライター:酒井 政人)
コレクションは7モデルで構成
アディダス ジャパンが「adidas ADIZERO EKIDEN COLLECTION 発表会」を開催。今冬の駅伝シーズンに向けたランニングコレクションをお披露目した。
このなかで最新レーシングモデルの『アディゼロ アディオス プロ 4』は世界に先駆けて11月27日から国内限定で先行発売。adidas公式オンラインショップではすでに大半のサイズが完売するほどの人気を集めている。
他には薄底&高反発で足元の感覚を研ぎ澄ますオールランドモデル『アディゼロ ジャパン 9』が新たに登場。日々のトレーニングからレース本番まで、駅伝で頂点を目指すランナーを支える全7種類のシューズをラインナップしている。
発表会には今年10月の出雲駅伝と11月の全日本大学駅伝を制して、勢いに乗る國學院大チームが登壇。まずはアディダスのシューズについて語った。
「アディダスのシューズを相棒にこれまでのレースを勝ってこられた」と話したのが平林清澄(4年)だ。「プロシリーズよりミッドソールが薄めで反発はさほど強くないんですけど、レスポンスの返しが速い。自分の走りに向いています」と『タクミ セン 9』を愛用。駅伝で大活躍しただけでなく、今年2月の大阪マラソンを学生記録の2時間06分18秒で制している。
全日本大学駅伝で優勝ゴールに飛び込んだ上原琉翔(3年)と今季の駅伝で2度の区間賞を獲得している野中恒亨(2年)は『アディゼロ アディオス プロ 4』をレースで着用している。
「自分は前作から履いているんですけど、『プロ 4』はさらにクッション性が向上しました。アッパーにフィット感があって、自分の足に馴染みやすい靴かなと思います。走りやすい感覚があって、自分の走りに良い影響を与えてくれています」(上原)
「僕はピョンピョン上に跳ねるような走りが特徴なので、『プロ 4』は柔らかいクッションがあって、反発力もあるので、自分の走りができるシューズだと思います。僕は一番好きですね」(野中)
高校時代からアディダスのシューズを履いている後村光星(2年)は『アディゼロ ジャパン 9』をすでに試している。「凄く軽いというのが第一印象でした。ソールは薄いですけど、硬い印象はなくて、むしろ柔らかいなかに反発力を感じられる。速いペースのジョグなどに良いですし、脚作りもできるかな」という感想を持っている。
今回のコレクションはシルバーとレッドがキーカラーで、「集中と情熱」がデザインテーマ。アパレルはアディダスがサポートする大学駅伝チームにインスパイアされた4色で展開されている。