高輪ゲートウェイの開発メリットも享受できるタワマン
そうした交通網の飛躍的な整備を見越して、すでに品川駅周辺では大規模再開発が進められ、別掲表にあるようにタワーマンションの建設計画が相次いでいる。東海道新幹線の品川駅開業時にも、何棟ものタワマンが建設されたが、それ以来のブームと言っていいのではないだろうか。
2025年から販売が始まるプロジェクトを見てみると、まず、品川エリアでの30階建て以上のタワマン建設は15年ぶりという超高層大規模タワープロジェクト「リビオタワー品川」がある。
品川駅港南口から徒歩13分、鉄筋コンクリート造の地上34階建てで、総戸数は815戸。住戸の専有面積は42m2台から130m2台まであり、間取りは1LDKから3LDKとなっている。
2025年3月上旬からの販売を予定しているリビオタワー品川は、日鉄興和不動産、関電不動産開発、九州旅客鉄道、京急電鉄、中央日本土地建物の共同開発で、日鉄興和不動産が幹事会社となっている。
日鉄興和不動産は品川駅前で再開発ビルの「品川インターシティ」を開発するなど、品川エリアを“地元”と位置付けている。それもあって、「リビオタワー品川」の開発に当たっては、リビオブランドマンションのフラッグシップとして最も力を注いでいる。
JR山手線の高輪ゲートウェイ駅からもやはり徒歩13分で、ちょうど品川駅との中間的な場所に位置する。高輪ゲートウェイ駅周辺では、オフィス、ホテル、商業施設、文化施設、住宅などの複合開発が進められており、2025年3月にまちびらきを予定している。リビオタワー品川は、高輪ゲートウェイの開発メリットも享受できる立地と言っていいだろう。
湾岸部に位置するため、防災面での不安を感じるかもしれないが、免震装置を組み込んでおり、各階防災倉庫、48時間非常用自家発電機なども備えており、かなり安心感がありそうだ。
気になる価格は公表されていないが、立地などを考慮すると、坪750万円ほどになるのではないかとみられている。20坪、66m2で1億5000万円、30坪99m2なら2億2500万円ほどで売り出されるのではないだろうか。