「HARUMI FLAG」の完成予想CG(公式サイトより)

(山下和之:住宅ジャーナリスト)

 2021年に東京オリンピック・パラリンピックの選手村として利用されたあと、分譲マンションにリフォームが行われ、現在も分譲が進んでいる「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」。昨年末の販売では最高倍率111倍を記録したほどの超絶人気を誇る。なぜこんなに人気が高いのだろうか。2022年も販売は続くが、本当に“買い”なのだろうか。

総戸数5632戸の都心最大級「メガマンション」

「晴海フラッグ」は東京都中央区晴海五丁目にあり、約18万m2の広大な敷地に分譲住宅4145戸、賃貸住宅1487戸の合計5632戸が供給される大規模プロジェクト。「SUN VILLAGE」、「PARK VILLAGE」、「SEA VILLAGE」と呼ばれる3エリアに、新築タワー棟2棟を含む24棟が建設予定となっている。

 あわせて商業施設、保育施設、小学校、介護住宅なども併設される複合開発であり、生活に必要なことを晴海フラッグのなかで完結できるようになる。都心近くにありながら、コンパクトシティの機能を持つ街づくりが進められている。

 これだけの大規模プロジェクトだけに、1社での開発にはリスクが伴うため、三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンスなど、わが国を代表する不動産・住宅分野の大手企業11社が東京都とともに開発を進めている。

 2021年に無事終了した東京オリンピック・パラリンピックでは選手村として利用され、現在は分譲マンションや賃貸住宅へのリフォーム工事が進められており、並行して分譲マンションの販売が行われている。引き渡しは2024年から始まる予定だ。