新生中野駅のイメージ新生中野駅の外観イメージ(JR東日本のプレスリリースより)

 東京・渋谷駅周辺では大規模な再開発が進められ、「100年に一度の大規模再開発」といわれているが、「100年に一度」は渋谷の専売特許ではない。都内でも各所で大規模再開発が進められており、中でも中野駅周辺は、中野サンプラザの建て替えのほか、JR中野駅が最先端の駅へとリニューアルされる。そして、駅に直結する大規模商業施設やタワーマンションの建設が進められ、中野区でも「100年に一度の大規模再開発」とうたっている。住宅ジャーナリストの山下和之氏が、変わりゆく中野の街をレポートする。(JBpress編集部)

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「新宿駅まで5分、東京駅まで20分」のアクセスの良さ

 JR中央・総武線、そして東京メトロ東西線の停車駅である「中野」。JRなら新宿駅までは乗車時間5分ほど、東京駅は20分、東京メトロだと大手町・日本橋も20分前後で着くなど都心部とのアクセスが良好。また、通勤・通学だけではなく、ビジネス、ショッピング、レジャーなど、何をするにも便利な場所である。しかも、サブカルチャーの聖地としても注目度が高く、若い世代から年配者まで、居住地としても最適だ。

 その中野駅周辺では、大規模な再開発が進められている。別掲の地図にあるように、さまざまなプロジェクトが展開されている。

中野駅周辺 まちづくり事業一覧中野駅周辺 まちづくり事業一覧(出典:中野区ホームページより)
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 現在進行形としては、中野の象徴ともいうべき「中野サンプラザ」の建て替えなども行われている。駅直結の「囲町西地区」「囲町東地区」の再開発、そして中野駅そのもののリニューアルなども予定されている。

 中野区ではこれを「100年に一度の大規模再開発」としており、全て完成すれば、中野駅周辺はJR山手線の外側で最も注目されるエリアになるはずだ。