~ 中小企業の今とこれからを描く ~
日本政策金融公庫総合研究所では、中小企業の今とこれからの姿をさまざまな角度から追うことで、社会の課題解決の手がかりを得ようとしています。最新の調査結果を、当研究所の研究員が交代で紹介していきます。本連載(全2回)では、省力化投資で人手不足に対応する中小製造業について取り上げます。今回は人手不足の二つの側面と、省力化投資について整理します。
(田中 哲矢:日本政策金融公庫総合研究所 研究員)
人手不足に「省力化投資」という選択肢
残業の増加や従業員の多能工化などで人手不足に対応する中小製造業者が多い一方で、省力化投資を進めることで人手不足を根本から解決しようとする中小製造業者もいる。
近年はロボットや人工知能(AI)、情報通信技術(ICT)などの発達により、人にしかできないと思われていた仕事においてもこれらテクノロジーを活用できる場面が生まれてきている。
そこで日本政策金融公庫総合研究所は、省力化投資で人手不足に対応している中小製造業の事例調査を実施した。
本連載ではその調査結果を紹介していく。初回となる今回は、人手不足の二つの側面について整理する。
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