4.ロシアの空爆を阻止できない理由
ロシア軍用機がどれほど撃墜されたのか。
ウクライナ参謀部の毎日の発表ををグラフにすると、ロシア侵攻の当初2か月間では約180機が撃墜・破壊されたが、3か月後の1か月間には約30機、侵攻後1年間は月に20機以下であった。
その後、まれに月に8機という時期もあったが、ほとんどが5機以下であった。
F-16戦闘機が6機供与された8月以降については、8月4機、9月2機、10月0機である。
この数値は、F-16が供与される前とほとんど変化がないことから、戦闘機によって撃墜された可能性は少ないと見てよいだろう。
特に、10月に0機であることは、ウクライナにとっては、かなり不満なことであろう。
グラフ3 ロシア軍機(戦闘機)損失数の推移
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