50人を超える不可解な死

 米国ではクリントン夫妻と接触のあった50人以上が、不可解な死を遂げていると『The New York』紙は報じている。

 クリントンのセクハラを公表しようとした元ホワイトハウスのインターン、メアリー・マホーニーはスターバックスで拳銃により殺害され、アーカンソー州司法長官時代のクリントンとの不倫が報じられたスザンヌ・コールマンは後頭部を銃で撃たれた状態で発見された。

 さらには、クリントンが汚職で起訴されそうになった際、検察との取引に応じる意思を示した商務省長官ロン・ブラウンを乗せた空軍機は墜落した。クリントンの違法な活動に関する調査ファイルをまとめたクリントン陣営本部の警備責任者ルーサー・パークスは銃殺されている。

 そのほか、クリントンの資金調達者、数多くのシークレットサービス、捜査官、政治家、セクハラ告発者、不倫相手、殺人現場の目撃者、かつて親交のあった友人、さらにはジャーナリスト、売春婦の相手の名簿所有者など、クリントンと接触した50人以上が、滅多に起きない事故に遭遇して死亡したり、動機が不明な自殺で見つかったり、未解決の殺人事件に巻き込まれるなど、「謎の死」を遂げているという。

 こうしたクリントン夫妻の数々の疑惑と、その深い闇については、米国ではよく報じられて耳にする。

 しかし、日本ではドナルド・トランプの性的スキャンダルは報じられるものの、ヒラリーのセックス・スキャンダルを耳にすることがないのはなぜなのか、私は疑問を禁じ得ない。