カナダのトロント大学のジェフリー・ヒントン名誉教授が、2024年のノーベル物理学賞を受賞することが決まりました(米プリンストン大学のジョン・ホップフィールド教授と同時受賞)。現在のAIブームの礎を築いたヒントン氏は「AIの父」とも称されますが、一方で、AIのリスクについても発言してきました。そのヒントン氏について取り上げたJBpressの記事をもう一度お届けします。(初出:2023年6月12日)※内容は掲載当時のものです。
去る5月1日、長年にわたってグーグルのA I開発を指導してきたコンピューター科学者、ジェフリー・ヒントン博士が、AIのリスクについて自由に発言できるようにと、同社シニア・エンジニアリング・フェローの職位を離れたこと(cnn.co.jp)は、すでに広く報じられている通りです。
しかし、ヒントン博士の思惑を超えて、関連の議論、特に「
例えば、
「GPT-4より強力なAI システムの開発者は、直ちに、
利害関係者の情報濫用で、全く感心しません。
翻って、各国政府の反応はどうかと見るなら、
「DFFTの推進」「責任あるAIとAIガバナンスの推進」など、絵に描いた餅が並びます。
そういう床屋談義でなく「AIが人類社会に対して持つリスク」
利害から中立なAI倫理の観点から、